季節も時間も日にちも人でさえも 変わっていくけど、 変わらないのは確かにあるとハルが教えてくれた。 『サキ』 純の声がして慌てて携帯を閉じ仕舞った 『なに?』 少し声を上擦らせながらも冷静なフリをして返事をすると 純はどこか不審げに どこか懐かしげに私を見て言った。 『何の目的で此処にきた?』 何の目的…か。 そんなのきっと 『純が一番分かっているんじゃない?』