『なぁ、サキ‥メグミを‥』

知ってるか?と続けて言おうとした俺にサキは振り返り

俺の口に人差し指をあて


『言ったでしょ?
私は何でも知ってると』

恐ろしいほど美しい笑みを浮かべサキは言った。


サキは、メグミを知っているのか?

なんて聞けなかった


きっと、サキは知っている。