朝、オフィス街にある 一番大きな会社を見上げる スーツの男性や女性が慌ただく会社に入っていく中に 私はただ一人を探す 他の人なんか目に入らない そして、黒髪のスーツが似合う男を見つけた 遠くから見ていられればそれでいい ただ、姿を見れるだけでいい オフィス街に似合わない派手な身なりの私はただ ひっそりと壁から 男を見ていた‥- ただ一人だけを真っ直ぐ見ていた。