「あたしねー…中学のとき 散々、チビチビって言われ てたの。チビにバスケは 無理だって」 「……うん」 「だから、そのコ見返そうと 思ってさ」 「うん」 「キャプテンだよ!…… 関係ないんだよ、身長なんて」 「すごいな…俺そこまで、 真剣に頑張ったことないかも」 古澤は、夕焼けをみながら つぶやいた。 「絶対、優勝しような!」 「うん!」