君に.....





「へぇ〜あ、でもなんか
 美波と似てるねぇ」


黒板の前にいる里紗姉とあたしを
くらべて、広美は言った。


「似てないよ!」



いいタイミングでチャイムがなり、
あたしは自分の席にもどった。




「学級委員を決めるんだけど…
 立候補、いませんか―?」


んなの、いるわけないし!!


「ンじゃ――女子は美波で、男子は…」

「えっ!?ちょっやだ!!」


「はい!決定〜!!」



意味わかんね〜〜!!!!!


なんで、あたしが!!


家帰ってチクってやる〜!!