あ い た く





「なに今の…」




まだ感触の残る左頬に手を載せて呟く



触れた頬は思った以上に熱くなっていた






あたしはしばらくの間動く事が出来ず




ただ彼が出て行った扉を眺めていた









甘い香りだけを残していった彼を思い出しながら――――