「前世でのアンタの名前はミリト・・・。今生でも似た名前してるなんて、偶然というか、作者のやる気の無さが前面に伝わってくるわね。」
・・・・・・・・何の話でしょう?
「ワタシの周りでさ・・・人間に転生できたのは、アンタだけなんだよ。水売りのスイも、騎士のガラドも、酒屋の主人だったキィも・・・今ではどんな姿になってしまったのか、まったく分からない。」
・・・・・・・・・・・・・・。
「だから・・・ココに来たと?」
「そういうコト。正直、見てられないのよね。これだけ恵まれた環境で人間という恵まれた姿で生まれたあんたが不幸になるのも、そうやって人生を放棄しようとするのも・・・。」
・・・・・・・・なるほど。
残念ながら人間になった俺には今言われた名前の一人も分からない。
だけど、俺は・・・
「幸せだろ?死神になっても会いに来てくれるご主人様がいるなんてさ。」
死神が笑った。
不思議な話だが、その笑顔は本当に美しくて、相手が死をつかさどる悪魔だというコトを忘れさせるほどのものだった。
「だからさ・・・不幸そうな顔してるなよ。ミリト。アンタには死神がついている。」
「・・・・・・・・それって、幸せなことなんですか?」
「当然だろ!死神がつけば、新世界の神になることも、ゆくゆくはソウルソサエティ・・・。」
「わーわーわー!!!」
だから、わかんねぇだろ!一般の読者は!
「ジャ●プぐらい今時、50歳のおじいちゃんでも読んでるぞ!」
いやいや・・・。怒る視点なにかおかしいから!
それに、50歳でおじいちゃんとか言っちゃいけないから!


