ネモ的、SFファンタジー短編集


「で、結局お前は何しに来たの?」


 もはやグダグダで敬語すら忘れる。


 一応死神という以上は、誰かの・・・いや、厳密には自分の命を狙いにきたのだろう。


 しかし、心当たりがまったくない。


 死神に狙われる理由・・・。


 まさか、コノ歳で寿命なんてこともないだろうし・・・。


「いやぁ・・・それがさぁ・・・ワタシ、今月の営業成績悪くて・・・。」


 それだけ!?


「いやいや・・・もしかして、それだけで命狙われたの?俺!?」


「うん。」


 マジでか!?