ネモ的、SFファンタジー短編集


「ガンダム・・・。」


「わーわーわー」


 それ以上は言うな!


 色々危ないから、言うな!


「っていうか、そういう下らないやり取りはいいから、そろそろ何しに来たか言ってください。」


 利徒の言葉。


「あれ?言ってなかった?」


 こいつは・・・・。


「聞いてネェヨ!今のところ誰も分かってないよ、むしろ、分かったことといえば、お前は死神である以前に、異様なまでのアニメオタクだって事ぐらいだよ!」


「なぜ、そんな本編とはまったく関係ない、要らない情報を!?」


「これまでのやり取りを聞いてれば、誰だって分かるわ!っていうか、本編ってどこだよ!?」


「ギャグに力入れすぎて、本編を忘れるなんていつものことでしょ!?」


 ・・・・いや、それは作品としてどうなんだろう・・・・。


「今さら、作品性を求めないほうがいいわよ。・・・所詮私たちは使い捨てキャラ」


 あ~、すげぇ~ぶっちゃけた・・・。


「まぁ、そうですね・・・。」


 だけどそればかりは、利徒くんも否定できなかった。


 っていうか、だからいいのかな・・・。