ネモ的、SFファンタジー短編集


「だから、お前はどうして、にんじん残すねん!」


 海人の怒鳴り声が響く。


「別にいいだろう!にんじん食べなくたって死にやしないよ!」


 対してアルクの怒鳴り声。


「二人とも、うるさい!別にいいでしょ?にんじんぐらいでガタガタ騒がないで!」


 キラも負けずと怒鳴り声を上げる。


「よくない!せっかくの貴重なにんじんを!お前だけ、またラーメン食わすぞ!」


「横暴だろ!そんなこと!」


「てか、海人、この食事作ったの私なんだけど・・・ちなみに財政を管理しているのも私。」


「でも、稼いでいるのは俺や!」


「お前の仕事道具の整備をしているのは俺だろう!」


「細かいことで、一々争うな、男共!」


 ニャ~