この前から秀哉が言うた通り、小枝はストリートに来んくなった。



未だ、なんで小枝がそないに俺らを支えようとしてくれてんのか分からん。



だって俺らなんかよりおもろいヤツなんかそこらじゅうにおるやんか。



たくさん。




「あーあ、俺の言うた通りになってもうたなぁ・・。」



「・・・そっちのが、ええんちゃう?んなことより、さっさと始めよや、漫才。」



「・・ん。」




今日もやっぱり客は数人。



てか、ちょっと減ってない?



まぁ、そらこんなガキのやる漫才なんか見たないよな。



なんか最近くすんできてるなぁ、俺ら。



昔の自分に言えたらええのに。





もっとマシな職目指せぇって。