「ウチはあんたらの漫才が好きや。大っ好きやねん。だからウチが誇りを持ってその面白さを売ってあげたいっ!・・・なんべんも言わせんといてよ・・。」




俺らはその小枝の言葉にはなんも言えんかった。



沈黙がしばらく続いたあと小枝はなんも言わんと俺らの前から消えてった。




「・・っ、なんやねんアイツ。」



「しばらく顔出してけぇへんかもな。」




俺らは小枝のことどんな風に見とったんやろ?



ただの幼なじみか?



俺らのファン1号?





小枝が俺らに対する想いはかなりのもんやった。