あの後俺はマネージャーにイライラして楽屋を出た。









「なんだよ。榎ちんのやろう。」




(榎ちんとはマネージャーのことです)









“東海遼様”








やばい。ぼーっとしてたら東海遼の楽屋の前に来ちゃった。














今ならまだ間に合う。引き返せる。










ドンッ













引き返そうと思ったときにちょうどドアが開いてしまった。













うわっ開いちゃったよ。










どうする俺!?









「あの俺に何か用ですか?」








いやぁ話しかけられた。











もう為るようになれ。











「俺今度共演させていただく真鍋駿です。よろしくお願いします」











「あっえっ真鍋くん?だっけえーと、失礼ですが職業は」











この人俺のこと知らないのか!?











「あっあのすいません。俺あんまり雑誌とかテレビ見ないんで存じ上げないんです」

















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