「し、清水……?」 懐中電灯が照らしたのは、ドアノブに手をかけたまさにその瞬間の清水の姿だった。 こそこそと動く怪しい奴が、清水だという事実を知った俺は、ただ唖然とすることしかできない。 「お前、どこにいくつもりだ」 不審な行動とる清水に、ほんの少しギロリと睨みをきかせ、そう尋ねてみる。 「トトトト、トイレだす」 「トイレか。なら、仕方ない」 清水の奴、一度はああ言っていたが、やっぱりトイレに行きたかったのか。てっきり、また何か良からぬことを企んでいるのかと……。