「トイレに行きたいのだろう?」
「は? 違ぇよ!」
「ち、違うのか」
「んな意味不明なこと言ってねーで、とっとと寝ろよ」
呆れた清水の声に「ああ」と返すしかなかった俺は、直に夢の中へと落ちていった。
――ガサッ。
「……っ」
何処からか物音が聞こえ、俺は不意にも目を覚ます。
ハッと思い、直ぐに隣に目をやるが……そこに清水の姿はなかった。
くそっ、清水はどこに……!
枕元にあるライトを点けると、俺はすかさず清水と物音の正体の捜索を開始する。
そして――。
「……何物だ! そこで何をやっている」
ついに俺は、こそこそと動く怪しい人影を捉えた。

