「わぁ……! 可愛い」 彼女の手の中で光る彼からの贈り物は、キラキラとまばゆい輝きを放つ。 苺のネックレス。 早速彼女の首元で煌めくそれは、何一つくすみなく輝いていた。 「本当にありがとね、清水くん」 「べ、別にいいって」 そう呟く清水は、すこしばかり恥ずかしそうに微笑む。 「……にしてもさ清水、私達にはないのー? ね、亮介」 「ああ、そうだな。清水、お前はそんな酷い奴だったのか?」 そう言われてみれば、おかしいぞ。何故俺と犬塚にはプレゼントがないんだ!