【完】スマイリー☆症候群




――……


「さあさあ、気分ものってきましたところで、まずはしりとりゲームだ!」

「しりとり!?」

「フっ。お前……意外と幼稚なんだな」


――ゴツッ!


それは一瞬の出来事。尋常じゃない程のスピードで、清水くんの拳が見事に植木くんの頭にクリーンヒットした。


「こほん。今俺が言ったのは、ただのしりとりなんかじゃねーんだ。……って言うのも、しりとり“ゲーム”なんだからさ!」

「しりとりゲーム? 何、それ」

「ただ、しりとりにゲームがついただけな気がするけど」


ポツリと、真面目なトーンで呟く椿ちゃん。

確かに、そうだよね。


「ハッハッハー! 甘いな諸君」


突然の高笑いに、私の心臓は一瞬大きく跳ねた。


「それはゲームがつくだけで、全く別物となってしまうのだよ」


大きく口を開け、ガハハと笑う清水くん。

あ、あれ? 何かいつもと喋り方違うよね……!?