【完】スマイリー☆症候群




「……っ」


俺の心臓は、一瞬ドクンと小さく跳ねる。

そして同時に、確信を得た。

……やはり、そうか。


「……植木殺す」

「「は?」」


俺がそっと呟いた瞬間、清水と犬塚は声を揃えて眉をひそめた。

そして、何故かぽかんとした顔でじっと俺を見てくる。


「急に何言い出すのよ」

「間違いない。思った通り、これは果たし状だ」


まだ事を理解できていない様子の犬塚に、俺は率直にそう告げた。


「あのさ、植木」

「何だ」


咄嗟に、清水に視線をやる。


「お前の目、どうなってんの!?」

「俺の視力は2.0だが」

「誰も視力訊いてねーよ!」

「……そうか」


ん? ならば、どういう意味だ。

奴が何が言いたいのか、さっぱりわからん。


「つかさ、どこにそんなおぞましい言葉が書いてあんだよ! どっからどう見ても、お前に対する熱烈な想いしか書かれてねぇじゃねーか」


清水は息を乱しながら、訴えかけるようにそう述べた。