「そ……そうなのか」 「そうなのよ」 「わかった……あ、奴等が中に入ったぞ」 「え?」 列を見てみると、さっきまでいた筈の笑佳と清水の姿が見つからない。 どうやら亮介の言う通り、2人は遂に順番が回ってきたようだった。 ……にしても。 「せっかく良いシチュエーションなのに、私達見れないじゃない」 「本当だな。これは2人が出てくるのを待っているしかないのかもしれない」 「そうね。仕方ないもんね」 お化け屋敷にいる2人の進展に期待しつつ、私達は暫くの間近くのカフェでお茶を飲むことにした。