――――……
日曜日の朝。
雲一つない、真っ青な空が気持ち良い。
――ジリジリジリジリ。
「んー……」
……もう朝か。
そう気付いたのは、耳許で煩いほど鳴る、目覚まし時計のせい。
まだ寝ぼけてちゃんと目を開けられない私は、6時ぴったりにセットされたそれを、手探りで探し当てて止める。
薄く目を開くと、徐に時計と合う焦点。
6時ジャスト。
その事実に、夢じゃないかと疑った。
それもその筈。
朝の弱い私にとっては、こうもすんなり起きられたのは珍しいこと極まりなかったのだから。
それはきっと、今日という日に対する特別な思いの現れだろう。

