「ってか、小林と亮介もだけど、清水。あんたもそこじゃなくってさ! そこの悲劇の幽霊さんについて、少しくらい触れてあげなさいよ。そろそろ、皆揃って放置ってのはあまりにも可哀想よ」
一部始終を見物していた犬塚は、さり気無く俺達に的確なツッコミをした。
そっか、確かにそうだよな。……ごめんよ、幽霊さん。
「さあ、幽霊さん、姿を見せるのだぁああ!」
俺達は鼓動を高鳴らせ、未だ、すってんころりんおむすびさん状態のままの、仮名“幽霊さん”を覗き込む。
「「「…………」」」
その時、時が止まったように感じたのは俺だけなのだろうか。
いや、どうやら違うらしい。
ってか、何で……。

