【完】スマイリー☆症候群




「……かかったぞ!」


瞬時に飛び出した、小林の威勢の良い叫び声。


「よしっ!」


俺は心の中で、小さくガッツポーズを決める。

まんまと術中にハマった哀れな幽霊は、今や無惨にも、すってんころりんのおむすび状態間違いなしだ。

そして俺は、小林の声を筆頭に奴に向かって大きく木刀を振り上げた。


「植木、孝治! 今だ!」

「「あぁ!」」


小林の掛け声に、俺と植木は一斉に頷いた。