【完】スマイリー☆症候群




「……犬塚、宮永、前原、浅野。安心しろ。お前達にはこの俺がついてる。何かあったときは、俺が絶対ぇ守ってやっからよ」


それぞれの女の子達の瞳を見て、俺はまるで少女漫画にでも登場する王子様みたいに、爽やかにキラリと歯を見せた。

よし決まった、俺!

なんだこの快感は……! ああ、何だか今俺は、皆の憧れのヒーロー気分。


「なーに、“決まったぜ”顔してんのよ」

「千秋、それ同感。ったく、あんたの魂胆見え見えなのよ清水。笑佳も鈴も、そう思うでしょ?」


うっ……。

ダブルショック!

さすがにこの最強2段落としには、俺のピュアな硝子のハートが、パキッとバキッと粉々に砕けてしまいそうになる。


「すんません……」


俺は仕方なく、そう呟いた。

そんな時。