【完】スマイリー☆症候群




――真っ暗な中、灯りとなるのは数本のろうそくだけ。


『し、清水くん……くっついても、いい?』

『ば、バカ清水! ちゃんと私の手、握ってなさいよ』


ギュッと俺にしがみつく愛らしい天使に、小さく震えながら、俺の手を強く握り締める美しい女神。


「はいはい、よろこんでェェェェェェェェェェっ!」


ガハッ、ガハハハッ!

これはまさしく、両手に花ルート確定じゃないですか!

……そんなこんなで、妄想を現実にと目論んだ俺は何とか皆を説得し、今日、念願であった真冬の怪談を催すこととなったのだ。