「何か最近、女子といまいち戯れられてねぇんだよな」
机に張り付く俺は、深い溜息を溢す。
ここ数日、宮永と犬塚と仲良くなれてすっごく嬉しいと思う。
だけど、俺には足りねぇんだ。
もう、普通に話してるだけじゃもの足りねぇんだよ。
なんていうかさ。もっと俺は、エンジェルとビーナスと濃密な至福の一時を過ごしてぇんだ!
何かいい方法は……。
「そうだ!」
突然ガタリと音を立てて立ち上がる俺に、何事かと身体を反応させる、周りの皆。
グヘヘヘへ……。
俺、めっちゃ良いこと思いついちゃったんですけど!
――このとき思い付いた“良いこと”が、そう……。
“怪談”だったんだ。
そして、怪談といったらお決まりなのが――。

