【完】スマイリー☆症候群




「え、何? 男の人?」


小さくそう呟いた涼香先生は、直ぐに謎の人物に目をやった。


「ん……あぁ、あれは……「姐さぁーーん!」


涼香先生が話し出そうとした時、私達の話題のど真ん中の、まさにその人物の声がそれを大きく遮った。

と同時に、こっちに向かってくる背の高い男性。


「涼香姐さん、こんなとこで何してんだ?」


その人は、ニタニタ笑みを浮かべながら涼香先生を見る。


「可愛い生徒達と話してんの。で、何?」

「何って……酷いな。ま、そんなつれない姐さんも素敵なんだけどさ?」

「はいはい」


そう言って、涼香先生は肩に乗った手をサッと払い除けた。