【完】スマイリー☆症候群




丁度、近くにあった柱から、私達4人はほんの少し顔を覗かせる。

っていうか、さっきの高い声は、武藤先生だったの?

さっきまで私達と話してた時より、1オクターブくらい高いんだけど。


「それにしても、あの武藤先生の隣にいる男の人、誰だろうね」


よく見ると、武藤先生はご機嫌な様子で見慣れない男の人に話し掛けている。


「私もわかんない。……教育実習の人じゃないかな?」


椿ちゃんは少し考えてから、小さくそう言った。


「どうしたの? 4人共、そんな柱にへばりついちゃって」


そんな時、またもや後ろから誰かの声がする。

今日はやけに多くの人に話し掛けるな。なんて思いながら、私は声のした方に振り返った。