丁度、近くにあった柱から、私達4人はほんの少し顔を覗かせる。
っていうか、さっきの高い声は、武藤先生だったの?
さっきまで私達と話してた時より、1オクターブくらい高いんだけど。
「それにしても、あの武藤先生の隣にいる男の人、誰だろうね」
よく見ると、武藤先生はご機嫌な様子で見慣れない男の人に話し掛けている。
「私もわかんない。……教育実習の人じゃないかな?」
椿ちゃんは少し考えてから、小さくそう言った。
「どうしたの? 4人共、そんな柱にへばりついちゃって」
そんな時、またもや後ろから誰かの声がする。
今日はやけに多くの人に話し掛けるな。なんて思いながら、私は声のした方に振り返った。

