【完】スマイリー☆症候群




「奴がこっちに向かってくる」


植木くんがそう答えた瞬間。


――ガラッ。


扉が開く音がして、私達は一斉に振り返る。


「はい、じゃあお願いしますね。白取先生」

「いえいえ、とんでもない! これくらい朝飯前ですよ。また困ったことがあったら、いつでも僕に相談してくださいね!」

「ふふっ、ありがとうございます」


そんな会話が、自然と耳に入ってきた。

チラリと覗いてみると、思いの外、白鳥の額には汗がびっしょり。

よく見てみると、ピンクモード全開な様子の白取先生の顔が、目に飛び込んできて焼き付いた。