「奴がこっちに向かってくる」
植木くんがそう答えた瞬間。
――ガラッ。
扉が開く音がして、私達は一斉に振り返る。
「はい、じゃあお願いしますね。白取先生」
「いえいえ、とんでもない! これくらい朝飯前ですよ。また困ったことがあったら、いつでも僕に相談してくださいね!」
「ふふっ、ありがとうございます」
そんな会話が、自然と耳に入ってきた。
チラリと覗いてみると、思いの外、白鳥の額には汗がびっしょり。
よく見てみると、ピンクモード全開な様子の白取先生の顔が、目に飛び込んできて焼き付いた。
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