「人生終わりの危機――それは、昨日の夕方に突然訪れた……」 そして、目の前にいる脱け殻のような人物は、突然私達に語り始めた。 「丁度日が沈み始めた夕方。いつものように近くの公園に向かった俺は、自分の特等席である一番背の高い木にのぼると、趣味で日課である人間観察を始めた」 人間観察。つまり、かわいい娘探しね。 私は1人、心の中でそう解釈する。 「と、その時だった……!」 「な、何っ!?」 「……っ」 突如凛々しく変わった清水の表情に、私達はゴクリと息を呑んだ。