「……心の病でふ」 その瞬間、室内は一瞬にしてピリッとした静けさに包まれた。 いや、包まれた……というより、覆い尽くされたのだ。 「宮永。“でふ”とは何なんだ?」 「んー、わかんない……。あ、“です”を噛んじゃったんじゃないかな?」 私の後ろに身を隠した2人は、清水に声が届かないようにコソコソ耳打ちをする。 亮介、笑佳。1つだけ言わせて……? あんた達さっきから、いや、最初から、おもいっきり声漏れてるんですけど! それから清水、めっちゃ泣きそうな顔して頭抱えてるんですけど!