「私達は元気だよ? 清水くんこそ体調悪そうだけど……大丈夫なの?」
ふんわりと、心配そうに笑佳は問いかける。
「大丈夫……じゃねぇぜ、お嬢さん」
すると清水は、遠い目をしてどこか寂しげに呟いた。
「ウイルスか!? 新種の悪玉ウイルスにでも感染してしまったのか? それとも……やはり呪われたのか、清水!」
「いや……」
やっぱりおかしい。
いつもの清水なら思い切りツッコミを入れているだろう亮介の発言を、今の清水は冷静に否定したのだ。
明らかに普段とは全く違った清水の様子。
彼の身に一体何が降りてきたのか……私は気になって仕方がない。
「じゃあ、何なのよ?」
我慢の限界に達した私は、勇気を踏んで、目の前でズーンと沈む清水に問い掛けた。

