【完】スマイリー☆症候群




「ねぇねぇ、椿ちゃん、植木くん……ここだよね? 清水くんの部屋」


笑佳は私達を小さく招き、あるプレートを指差す。


「本当だわ。完璧、清水の部屋ね」

「みたいだな」


見てみると、“KOUJI”と可愛くプレートに並べられた木で出来た文字達。


「じゃあ早速、中入ってみよっか」


少し強張りながら小さく囁く私と、2人は目を合わせるなりコクリと頭を頷かせる。


「い、行くわよ」


そう言い残すと、私は全神経をこの右手に集中させて、出来るだけ音を立てないようにとゆっくりその扉を開いた。


「お邪魔しま〜す……」


私の後に続き、“抜き足、差し足”で入ってくる笑佳と亮介。

まずは、肝心の清水を確認しようと部屋を見渡したその時、私の身体は思いもよらず固まってしまった。


「「「……っ!」」」


目の前に飛び込んできた信じられない光景に、私達は言葉を失った。