【完】スマイリー☆症候群




「本当に開けちゃったわね、亮介」

「うん……」


私は、ただただ唖然とすることしか出来ない。


「犬塚、宮永! 侵入開始だ」


そう言うと、亮介は踟躊することなく清水の家に足を踏み入れた。

……亮介。

そんな堂々とした亮介の姿を見ていると、何故だか真面目に考えてた自分が逆に恥ずかしく思えてきた。


「ええい! もういいわ。この際、不法侵入でも何でもやってやろうじゃないの!」


私は響かせるように叫んだ。

要するに、魔がさしたのだ。


「うん。椿ちゃんが行くなら私も行くよ」


私を見てコックリ頷く笑佳に、私は同じように合図を送る。

ヤバイ。なんか私、結構乗ってきたかも。