「本当に開けちゃったわね、亮介」
「うん……」
私は、ただただ唖然とすることしか出来ない。
「犬塚、宮永! 侵入開始だ」
そう言うと、亮介は踟躊することなく清水の家に足を踏み入れた。
……亮介。
そんな堂々とした亮介の姿を見ていると、何故だか真面目に考えてた自分が逆に恥ずかしく思えてきた。
「ええい! もういいわ。この際、不法侵入でも何でもやってやろうじゃないの!」
私は響かせるように叫んだ。
要するに、魔がさしたのだ。
「うん。椿ちゃんが行くなら私も行くよ」
私を見てコックリ頷く笑佳に、私は同じように合図を送る。
ヤバイ。なんか私、結構乗ってきたかも。

