――――……
――ピーンポーン。
「あれ? おかしいわね」
勢いづいたものの、さっきから何度かチャイムを鳴らしてみても、誰も出て来る様子がない。
「そういえば、清水くんのお母さんって働いてたよね?」
笑佳は、少し眉を八の字に垂らしてから、思い出したかのように小さく呟いた。
「あいつの姉も大学生な筈だから、まだ学校に居るだろう。ということは、今家に居るのは清水だけか、それとも誰も居ないか……のどちらかだな」
鋭い視線のまま、淡々と推理してみせる亮介。
家には清水だけか、誰もいないか……。
「だとしたら、私達はどうしたら良いのよ」
亮介の意見が正しければ、私達のミッション遂行は困難。
例え、清水がいたとしても、このままだと出てくれる気配はない。
かと言って、誰かが帰って来るのを待ってる訳にはいかないし……。
本当に、どうすりゃ良いのよ!?

