「……まさか」 「うん。そのまさかだよ、椿ちゃん」 嗚呼、この勘が外れてたらいいのに。そう、何度祈ったことか。 しかし、やはり現実はそう思い通りにいかず……。 少しずつ、もぞもぞと私達との距離を積める謎の緑の物体――それは、良く見ると迷彩柄の服を着たよく知る人物の姿だった。 「待たせたな、2人共」 鋭い視線のまま、緑の塊は私達に向かって敬礼してきた。 予感的中。 その不審な緑の塊は、正真正銘、ほふく前進をする“亮介”だったのだ。