「由.....香.....」




沙耶も [コレはヤバイ]と言った目をしていた




「一体...... 誰が.....??」




私は 拳を握りしめた




「沙耶..... もう教室に戻ろう」




「何で?」




「坂本せん....先生は―― 生きられる..から



もう...安心出来る― し...」



私は 泣きそうな声を殺して 途切れ途切れに声を出した