「あの、コッワ~~~~イ理事長の娘なんだよ?!マリン!!」
そうだ、凄く怖いんだ。
でも、沙耶程 マリンの親の職業で驚かない。
「でねでね、本題はここからなんだけど!!!!」
沙耶が目を大きく見開いて 私を見る。
「あのね、理事長の娘だから 何しても怒られないんだって!!!
で、マリンのお父さんからは 寄付金が来てるから
学校もマリン一家に頭上がらないらしーよぉ!!!」
何を思ったか、慌てて携帯を開く沙耶。
「見てこれ!昨日来たの!」
目も回るスピードで携帯を打つ沙耶...
顔を引くほど近づけられた携帯の画面には......

