この片思いは 必ず叶う。



変な自信と共に始まった 啓への片思い。





―それは 1年前。






「誰? 好きな人 誰?」


しつこくしつこく 啓に好きな人を聞く私に 困り顔の啓。



その時はまだ、啓の事は何も想っていなかった。



でも驚いた―....


あんな答えが返ってくるとは 思いもしなかった。







 しつこく問う私に 遂に折れた啓。






「―――お前だよ!!!」



まるで少女漫画のシーンの1つのよう。



そんな告白を 啓にされてしまったのだ。