「愛してる」
アタシは毎日 この夢を見る。
誰だかわからない男の人に「愛してる」と言われる夢。
「おはよー」
アタシは山田かえで 高校1年生☆
マイペースな性格です。
「かえ おはよぉ☆」
この子は中山未亜 アタシの親友です!
サバサバしてて頭も良くてスタイルもよく憧れの存在です!
「ねぇ未亜 今日もあの夢見たの・・」
「まじで!?なんか霊でもとりつかれてるんじゃない?」
そうなのかな・・・なんか怖いかも・・
「かえ!そぅ言えば 今日の放課後空いてる?」
「うん空いてるよ☆」
「よしっ!今日合コン行かない?」
「まじで!?アタシ男 苦って、、、ってか嫌いなんだよね・・」
そうなんです。
アタシは男の人が嫌いなんです。
それはアタシが小学校~中学にかけてイジメにあっていたから・・・
アタシは小さい時から体格がよくいわゆるデブでした・・・
そんなアタシは男子のからかいの的で、毎日「デブ」や「死ね!」とか言われてました。
それから男子のことを恐れてしまい話すことも目を合わすことも怖くなってしまいました。
「もう!!そんなこと言ってたら、かえも前に進めないじゃん!!」
「いいもん進めなくて!」
またあんな辛い思いをするくらいなら・・・
「今度 なんか奢るから!お願い かえが居ないと盛り上がらないし!」
そぅ言われても・・・
「しょうがない。じゃあ交換条件!」
「何?」
「かえは何にも話さなくていいよ!」
「でも顔見られるじゃん。。。」
「行く前にどっか寄ってトータルコデして化粧もしてあげるから!メイクしたらかえ わからないよ!」
そっか!頭イイじゃん未亜さすが!
「じゃあイイよ。絶対にね!」

午後6:30分
アタシ達は合コンが行われるお店BAR[Night]に着いた。
「行くよ!心の準備はいい?かえ」
「うん。」
あんま乗り気じゃないけど・・・
BARに入って未亜が相手の人を探し始めた。
「っあ!居た!」
そこにはアタシ達よりも年上に見える二人のが座って居た。
アタシは1人の人を見てビックリした。
だって毎日夢の中に出てくる彼方にとてもとても似てたから。
「かえ?なにボォーとしてるの?行くよ!」
「っあ!うんゴメン。」