赤くなった顔で頷くと、春はクスッと笑った。
そしてあたしの赤くなった頬に両手を添えて目を見つめてくる。


「……そんな見つめないでよぉ。恥ずかしいじゃん」


目を逸らそうとしたけど、春はそれを許さない。


「柚未っ。愛してる」


ギュッと抱きしめて、あたしの名前を呼んでくれて。
あたしを夢中にしてくれる……。


春。
今度からは大学生と高校生って別々になっちゃうけど。
あたし達は大丈夫だよね。
あたしは春しか見えてないから。
それは春も……だよね?


あたしは春の胸に顔を埋めた。


……春、大好き。