「明日さ、どっか行きたいところあるか?」 璃紅が、ニコニコしながら聞いてきた。 「どこでもいいよ~」 璃紅と一緒なら、どこでもいい! そう付け加えると、璃紅の手がピタリと止まった。 「璃紅?」 「あのさ・・・泊まらない?」 下を向いて、頬をポリポリかきながら言ってる。 泊まる・・・?お泊り? 「えっと・・・どこに?」 「あ~俺の家さ、明日と明後日誰もいなくて・・・」 泊まる・・・璃紅の家に・・・? 「って、えええええええっっっ!!??」 私の声は、店中に響いたのだった・・・。