二人でホテルの部屋を出た。

「また会ってくれる？」

彼は寂しそうに言った。
なんか私の中で気持ちがオカシイ方へいっているのに気がついた。

車に乗り込むと沈黙が続いた…
彼の煙草のニオイが鼻につく…こんな寂しい気持ちははじめてだ。

「着いたよ！待ち合わせの場所。」
「ありがとうございます」

また暫く沈黙が続き…
私が車から降りようとした時、彼が私の手首を掴んだ。

「あっごめん…ついつい…」

と言いなが私を自分の胸元に引き寄せ、抱きしめた。

「本当にまた会ってくれる？」

彼はギューと力を入れて抱きしめた。私も背中に回した手に力を入れてコクッコクッと２回頷いた

顔をあげると、どちらとともなく唇を近づけキスをした。

この時はお互い自分の中にあるモヤモヤがなんだをしらなかった