手を握った私の手を彼は握り返してくれた。
なんか嬉しい
大好きで…好きな人の隣にいる事がこんなにも嬉しいなんて思わなかった

もう迷わないよ!!
私、貴方の側にいる
違う、いさせて欲しい。

「ありがとう!!私嬉しいよ!!今凄く嬉しい
だから…ありがとう」
「俺も嬉しいよ!!看護婦さんにあんな事言ってくれて!!それに今もこうやって手を繋いでくれて」

彼と顔を見合わせて、笑った。
何気ない事が私には、違う彼にも嬉しい事、楽しい事
私産む
彼との赤ちゃん
産みたい

「あのね…私…」
「何?どうしたの?」

「私、赤ちゃん産みたい
貴方の子供…産みたい」
「!!!!!!」

彼はびっくりした顔をしながらも泣いていた。
私も涙を流した。

「本当に産んでくれるの?赤ちゃん」
「うん!!産んでもいい?」
「当たり前だよ!!その言葉待ってたんだよ!!嬉しいよ」

彼は私を力いっぱい抱きしめた。
私も彼を力いっぱい抱きしめた。

今の気持ちには嘘はない
私は、この人と一緒になる
幸せな家庭を作っていく

「愛してる…」
「うん!!俺も愛してる」