何時間かして私は彼の待っている場所にいた。
この寒い中、彼はずっと待っててくれたのだ。

私の心がまた痛む

「こんにちわ!来てくれて嬉しい。ありがとう」
「ごめん…寒い中待たせてしまって…」
「気にしないで!自分が好きで待っているんだから」

彼は笑顔で言う。
その時
何か気持ち悪い…
視界がグルグル回る…
立つ足がフラフラする…

「おぃ!!大丈夫?なんか顔色が真っ青だよ」

そんな事ないよ!!ここ少しご飯食べてないけど

「お…お…ぃ!!!」

意識が遠のいていく
あれ…オカシイナァ…
私どうなっちゃうんだろう…

倒れる寸前に彼が支えてくれた。

「なんかね…気持ち悪いの…」