それから暫くして外は一面の銀世界に覆われた
日の光に反射して、雪がキラキラと輝いて見える
綺麗で言葉も出ない

彼からは毎日の様にメールがくる
一日二回
朝と夜に
おはよう、おやすみの言葉に一言ずつついている

このメールを見る度に心が痛む
大好きでしょうがないのに切ない
自分から距離をとっているのに、こんなにも後悔と切なさが押し寄せてくるとは…

その時…

「ウゥ…」

なんか気持ち悪い
ここ何日が胃の調子が悪い
色々とあったせいかストレスが溜まってるせいか…原因ははっきりしている

「はぁ〜しんどい…」

そういえば…
生理がきてない
先月から…もしかして…
まさかありえない…
確かに避妊はしてないとはいえ、不順な自分に出来るはずがない

でも…そのまさかもありえるかもしれない

あんまり気にしないでおこう!!
にしても気持ち悪い

「♪♪♪♪♪」

「こんにちわ!今日いつもの場所で待っています来てくれるまで…」

彼からのメール
こうやってメールを打っている時は必ず彼はもうその場所にいる
私がいつ来てもいいように…
私が待たなくてもいいように…