ここは、ホテルの駐車場

ご飯を食べて…
暫く沈黙が続いた
一分…いや5分…
気付いたら三十分も黙っていた…

「約束の金額!行こう」

お金を貰って、二人で車を降りた。
彼の後ろ姿が遠く、とても大きく感じた。
彼の背中を見ながら部屋に入った。

突然彼が私をベットに押し倒して言った

「なんで…なんで…」

言い終わるとアラアラしいキスをしてきた。
歯がガチガチとあたる…
私が嫌がると、顎を掴み無理矢理向かせ、キスをする

「どうして…こんな無理矢理…?」

彼は私の質問には答えず
胸を痛い程掴み揉んだ。

「いやだよ…こんなのやめて…」

泣きながら言う私
それに一瞬だけ気付いた彼
でもやめようとしない
またキスをしようとする

きっと…誰かが見てたら彼が私を犯そうとしてる様に見えるだろう。
私はそれと同時に男の人の力の強さを知った。

怖かった…
彼の目が…
そして…彼の手も

それと一緒に
彼が私の事を思う気持ちに気付いた自分が…

「お願いやめて…優しくして…」
「なんでこんなやり方するの…?」
「答えてよ」

私は言い続けた。
泣きながら声をからしながら…
でも彼はやめなかった

そして彼が一言

「だって身体とお金だけの関係じゃん…」