馬鹿なアイツが大好き




「ヤバッ−遅刻する。」



今日私は寝坊して
しまって…急いで
学校に向かっている
途中。



「はぁ−…やっと
着いた…。」


息をきらしながら
私は教室へと走って行く。


廊下の角を
曲がった瞬間だった。



バンッ!!



誰かとぶつかった。



「痛ッ−……。」 


私は頭を抱えながら
前を見た。


「どこ見てんだよッ…!!」


私の目の前にいたのは
髪を少し赤く染めた
耳にはピアスをした
男子が1人廊下に倒れて
いた。



「あっ…。すみません。」



私はあまりにも
怖くて前を見れなく
なってしまった。



そう…
こんな所で恋に
落ちてたなんて…
私はまだ気が
つかなかった。