「きゃー!○ッシ!!頑張って〜」

私は今日もさちとサッカーをみていた。

正確にいうとさちは携帯を見ていた。

さちは、サッカー大好きな私に

いつも呆れていた。

「あんた本当にサッカー馬鹿よね..」

私はさちの冷たい言葉にもめげず、

テレビを見ながら愛しの○ッシを

応援していた。さちは、とっても

可愛くて、みんなの人気者。

私は、そんなさちが大好きだ!

「そういえば明日転校生くるらしいよ!

しかも、超がつくほどのイケメンだって!
早くみてみたいなあ〜」

さちは、何かと情報が早い。

いや、私が遅いだけかも..

「…ふーん。良かったね〜」

私はあいまいに答えた。

だって、イケメンなんて興味ない。

「なんであんたはイケメンに興味が

ないかねー..女子高校生でイケメンに

興味がないのはあんただけだよ!!」

いや、それはいいすぎだろ..

私は、1人でむくれながらも

自分でも考えてみた。