桜吹雪

「姉上待ってください」



「早くこっちへおいで~」



ステンッ



「いたーいっ!!」




「走るからよ」



己暁は泣いている叉李を抱き起こし汚れをはらってあげた。



「己暁、叉李、行きますよ」



「早くしなさい」


両親の声に




「「はーい」」




両親の元に駆け寄った。