俺とお前のH



【キンコーカンコーン】


その頃、俺たちは中学二年生だった。



「やっべ。遅刻だ。
え~と、俺は二組かぁ~」



【ガラッ】


「オウ、吉国じゃん。何だ、また同じクラスかよ!!」


そう、俺の名前は。
吉国 広大。


そして、俺に話かけているのは、

中井 潤坂。


「よぉ、ジュンジュン!!
今年も、バカやろうぜ」

俺はコイツの事をジュンジュンと読んでいる。



「あっ!!潤坂君と吉国君だぁ~!!
一団とかっこいい」


また女子か、俺は女子に興味はない。


それに比べて。

「オイ、俺たち人気だぜ!!
どうする?声かける?」
コイツは女好き。


「いいよ。お前だけで行って来いよ」


「え~~~。広大も行こうよ~。お願い~~」